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アンデルマット、悪魔の橋

アンデルマットはオーバーアルプ峠、ゴッタルド峠、レアルプ峠、フルカ峠、ゲシェナーアルプ峠と東西南北のアルプスパスの十字路に位置していて、シェレネン渓谷には、通称「悪魔の橋」があります。

今回はその悪魔の橋にお客様と行ってきました

昔、悪魔でなければかけられないと言うような崖に橋をかけようとしたところ、
そこに悪魔が現れ、「3日で作るから最初に渡る人間を生贄によこせ」と言います。
実際に悪魔は3日で造りましたが、村人たちはヤギを渡らせた…というどっちが悪いのか分からない伝説があります

まずは街はずれのコルンバン教会を目指します。
街中のペテロ、パウロ教会が出来る前はメインの教会として使われていました。

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そこから小道に入っていきます。

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しばらく歩くと看板が…
どう見てもハイキングのマークは右の扉を指しています。

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扉を開けると階段になっていて、そのまま下の車道に出られます。
そこから歩道を歩いていくと、見えてきました、悪魔の橋!
新悪魔の橋のトンネルの横には、悪魔がヤギを殺そうとしている絵が描かれています。

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旧悪魔の橋を通っていくと、軍事施設の名残のトンネルが…
昔この辺りは、スイス軍の司令部として使われていたそうです。

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しかしハイキングコースはこのトンネルを通れとの指示。
勇気を出して入ってみると…中は意外と明るい。
センサーで電気がつく仕掛けになっていました。

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ものの5分くらいで再び外へ。
ここからの悪魔の橋もなかなか絶景です

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悪魔の橋の近くにはヴィアフェラータや(※イタリア発祥のクライミングのようなスポーツ)、クライミングのルートもあり、クライマーたちが朝から登っていました。

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アンデルマットは昔栄えた峠の街。
しかし今も随所で歴史を感じさせる、素敵な街でした。

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氷河特急でも停車する駅ですので、ご興味のある方は途中下車してみてください

あかね
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マイリンゲン‐ハスリベルク

そろそろ日も長くなってきて、

春の予感を感じる季節になってきました。

とはいえ、まだまだスキーシーズン真っ只中のスイス!

そんな中、マイリンゲンに遠征に行ってきました。

マイリンゲンはなぜだかあまり知られていませんが、かつては女子アルペンのワールドカップやモーグルのワールドカップも開催されたなかなか大きなスキー場。

スイスではハスリベルクといったほうが知名度は高いかもしれません。
日本のモーグル選手(男子)が初めてワールドカップで優勝した記念すべきスキー場でもあります。

遠征と言っても、グリンデルワルトから車で45分くらい。かなり近いです。
大きな都市だと、ルツェルンから40分くらい。
インターラーケンから15分か20分くらい。

もちろん、電車、郵便バスでも行くことは出来ます。

総滑走距離が60kmちょっと、フィルストやシルトホルンエリア(約53km)より大きく、
バーンが多彩なので1日でガッツリ楽しむにはかなりお勧めです。

大人気のユングフラウエリアほどは混まないのがいいですね。

ベルン州らしく牧草地のスキー場なので、氷河と岩に心が折れる(笑)ヴァリスと違ってオフピステも安心!

1

ここから見るといかにアイガーが切り立ったナイフ状をしているかよくわかります。

2

日曜日のこの日は賑やか~!とはいえけっこう空いていて気分的に楽。

eagle

イーグルはこのエリアの象徴だそうです。

3

トップのレストランエリアへのゴンドラにもイーグル。

three

PBガールズの隣が冬も夏も何かとお世話になっている元バリバリ山岳ガイドのローランドさん。


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落石注意じゃなくて落下注意!


ヨシ

スイス、グラウビュンデン州のスキー


皆様、こんにちは!

12月は雪不足で、どうなることやら・・・

と思っていたヨーロッパの各スキーリゾートですが、

フランス以外は完全にOK!

今さらですが、どこも豊富な雪に恵まれています。

PBでは、来年以降、

新たなスキーリゾートをどんどん紹介していこうと思っておりまして、

ワタクシも今シーズン、スケジュールの合間を縫って、

いろいろなリゾートを視察しています。

スイスの東部にあって、

最大の面積を誇るグラウビュンデン州のスキー場をみてきました。


まずはLAAX

(ラークスって書かずにあえてアルファベット4文字で書くのがオシャレなんです!)






いろいろ説明は難しいのですが、

簡単に言うと、最高のスキー場です(笑)!

これ以上は無いかも。

スイスでもグラウビュンデンといえば、

サンモリッツやダヴォスが有名なんですが、

もはや、最先端のスキー場はLAAXなんだと思います。

PB英国人部門ではもう10年以上前からメインリゾートになっています。


そして、


今シーズン、ヨーロッパスキー最大のニュースというと、


あのアローザレンツァーハイドがロープウェイで繋がったこと!


本当に広大なスキー場が生まれちゃいました!


アローザとレンツァーハイドは元々、リゾートの雰囲気や客層も違って、

要するにアローザはどちらかというと大人、

レンツァーハイドは若者、またはファミリー

という感じだったのが、

簡単に自由に行き来できるようになって、皆、このロープウェイを必ず利用するようになっています。




スキー場はレンツァーハイドが元々ものすごーく広かったのですが、

アローザまで行けるもんだから、街まで行ってオシャレなランチを楽しんでいるみたい。


グリンデルワルトもツェルマットも素晴らしいスキーリゾートなんですが、

施設とかスキー場のスロープのバリエーションとか、

その先進性が、これらのスキー場にはさすがにかないません。

オーストリアやイタリアがスキー大国なのでやっぱり進んでいる、

と思っている方も多いと思うんですけど、

スイスでもグラウビュンデンは別格ですよ~。

豪雪地帯だし、その上、チューリヒ空港からは近い!


もっともっと我々がこのあたり、紹介しないといけないですね!


Yoshi





ガルミッシュ・パルテンキルヘン

ドイツでスキーのイメージはあまりありませんが、先日ドイツ最大のスキーリゾート、ガルミッシュ・パルテンキルヘンに行ってきました。ミュンヘン、インスブルックからそれぞれ約1時間半の距離にあります。

なんだか長い名前で覚えづらいですが、元々はガルミッシュとパルテンキルヘンという2つの街でそれが合併し街の名前もそのまま合体した具合です。

これがドイツ最高峰ツークシュピッツェ2962m。
展望台には国境があり手前がオーストリア。奥の金の棒が立っているところが本当の最高峰でドイツ側にあります。
晴れた日にはドイツ、オーストリア、イタリア、スイスの4カ国を見渡すことができます。

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夏は綺麗なアイプゼー(湖)も氷に覆われています。
右奥に見える街がガルミッシュ・パルテンキルヘン。
さらに奥にずーっと行くとミュンヘンがあります。もちろん展望台からも見る事ができます。

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こちらはツークシュピッツェをオーストリア側からみた景色。
レアモースという小さなスキー場ですが景色は迫力があり素晴らしいです。
写真撮影には最適なロケーションですね。



こちらもオーストリア側で丁度ツークシュピッツェの山の裏側(南側)の麓にあるエアヴァルト。
岩山が近くドロミテを感じさせる山容です。
この日は前夜に薄ら積もった雪で全てが雪化粧。
ずっとここにいてのんびりしていたいくらいでした。

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今シーズンはワールドカップが男女ともキャンセルになるくらい特に雪が少ないガルミッシュでしたが、
ドイツでスキー!貴重な経験でした。

つとむ


ディアヴォレッツァ

I don`t wanna clo~se my eye ~♪, don`t wanna fa〜ll asleep cause I miss you ba〜be♪とアルマゲドン風に向かう先はディアヴォレッツァのスキーエリア。
サンモリッツからバスで30分で峠のようなところに到着。



ロープウェイで2978mの頂上へ。

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目の前に現れたのはスイス東部アルプスの最高峰ピッツ・ベルニナ(4049m)。

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このスキーエリアはロープウェイとリフト1本のみですが、迫力満点!
コースが広く長く適度な斜度。高速スキーには最高のスロープが待っています。

2978mの頂上から2093mのボトムまでノンストップで一気に滑り下りると、
今までのどのスキー場でも出会ったことがないような爽快感を感じる事ができます。
ナンバー1宣言しちゃいたいくらいのスロープです!

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オンピステだけではなくオフピステもハイポテンシャル。
圧雪されたコースが1本しかないぶん他は全部オフピステなのです。

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頂上レストランでは目の前に聳える山々を眺めながら贅沢なランチ。

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こんなシンプルで素晴らしいスキーエリアにはなかなか出会えません。

つとむ



プロフィール

パウダーバーン

Author:パウダーバーン
"アルプスで最高のサービスを”
パウダーバーンはヨーロッパアルプス専門の旅行手配会社です。
スイスを中心にイタリア、ドイツ、オーストリア、フランスなどアルプス全域のリゾートをお取り扱いしています。
各地のホテルやバス手配、列車手配、ハイキングおよびスキーガイドを通してお客様に 『 アルプスで最高のサービス 』 を提供すべく日々活動しています。
ヨーロッパへのハイキング旅行、スキー旅行をお考えの方、ご質問、ご意見などお気軽にご連絡下さい。


Powder Byrne
Mülibach 3
CH-8852 Altendorf
Switzerland
e-mail: info@powderbyrne.ch

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