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インペリアル・クラウン

2008年9月11日
天気・・・晴れ、曇り、雷雨、ひょうetc.
気温・・・暖かめ、夜は寒い!
スタッフ・・・りょう


連休だったので友人とアニヴィエの谷に行ってみました。
そのアニヴィエの谷の一番奥に、知る人ぞ知る、『インペリアル・クラウン』と 呼ばれる景色があるというのです。地理的に考えてどんな景色なのか概ね想像はつくのですが、やはり実際に見てみないといけません。

ヴァイスホルン
ツィナールの村を背にどんどん谷をさかのぼっていきます。
すると左手にただ者ではない感じの立派な山が見えてきます。
そう、ヴァイスホルン(Weisshorn,4506m)です。
北東壁はいつも真っ白ですが西壁はこんなんでした。見事な三角錐ボディーのこの山が、誰が何と言おうとスイスで一番美しいのです。マッターホルンではありません。

ベッソ
ツィナールの象徴(と勝手に決めた)ともいうべき山がこれ、ベッソ(Besso,3668m)です。ツィナールの村からは、4000m峰がよく見えません。この山がじゃましているからです。

このあと徐々に風が強くなり不穏な雰囲気に包まれます。案の定雨が降り出し、雷もバリバリ鳴り出します。ドキドキしながらも歩を進めていると次第に雨脚が弱まり晴れ間が出ます。
そしたら当然期待しますよね!
虹
写真で分るでしょうか?この虹、二重だったのです。下の方がクッキリしてますが。

安心したのもつかの間、小屋まであと1時間くらいのところでまた雨が降り出し、雷ももれなく鳴り出し、最後は強風とともにヒョウが弾丸のように吹き付け前を見られない状態で最後のガレ場を岩に付けられたペイントだけを見て進みました。
グラン・ムンテ小屋 しかし小屋に着く直前にヒョウは収まり、また晴れ間がのぞき始めました。 最後は気持ちよく小屋に到着したのです。あーーー雷怖かった、疲れた。そして小屋の奥に広がる景色は・・・

オーバーガーベルホルン ダン・ブランシュ 右から、▲ダン・ブランシュ(Dent Blanche,4357m)、▲ポワント・ド・ツィナール(Pointe de Zinal,3789m)、手前がロック・ノワール(Roc Noir)、▲モン・デュラン(Mont Durent,3713m)、▲オーバーガーベルホルン(Ober Gabelhorn,4063m)、写真には写っていませんがその左にはさらに、▲トリフトホルン(Trifthorn,3728m)、▲ツィナールロートホルン(Zinalrothorn,4221m)、という具合に4000m峰と富士山級の3000m峰が交互に連なっている様はまさにヴァリスの高峰で作られた王冠のようです。そしてその間を流れる氷河も躍動感を持って迫ってくる迫力です。

この景色を眺めながらいつまでもボンヤリしていたかったのですが、あまりの寒さに小屋に逃げ込み、赤ワインで乾杯です。この悪天候のため、この日の泊まり客は我々を含め2組だけでした。

翌日は天気予報に反して以外に天気が良くラッキーでしたが、やはり天気予報を尊重してエラン谷への峠越えはあきらめツェルマットに戻ることにしました。そして後にこの選択は正解だったとわかりました。

ブクタン 歩いていると 岩場の住人ブクタンに遭遇。ドイツ語ではシュタインボックといい、ヤギの一種です。急峻な岩場で驚くべき運動能力を発揮する人たちです。なんと20mくらいまで近づけましたが、さらに近づこうとすると「ヒュッ」と一声短くいななき、ゆうゆうと我々の前から去って行きました。こいつらを見ていると、おとなしくトレイルを歩くしかない人間がみじめに思えてきます。

ツィナールの谷 下って下ってようやくツィナールの村が見えてきました。お腹がペコペコになるとレシュティ(Roesti)が食べたくなるのはスイス生活が長くなったからでしょうか?不思議です。でも「アニヴィエ風レシュティ」・・・美味しゅうございました(^^)。





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