ツェルマットからイタリアに越境スキーです。

太陽の降り注ぐイタリアの広大なゲレンデが眼下に広がり、麓の街まで続く全長22kmの大滑走が待ち受けます。
ところで、この山のなまえは何でしょう?
「マッターホルン」
…ご名答!
と言いたいところですが、
正解は、チェルヴィーノ Cervino/Monte Cervinoです。
ここはイタリアですから、イタリア語名のチェルヴィーノと呼ぶことにしましょう。
マッターホルン Matterhornはドイツ語名。
ツェルマットのネタでは使い古されたひっかけ問題でした;;
なお、フランス語ではセルヴァン Le Cervin/Mont Cervinと呼ばれます。(ツェルマットの5つ星ホテルの名前になっていますよ。)
イタリア語の直訳ですが、中世のラテン語名Mons Silvanusからそれぞれ派生したので当然と言えます。
スイス・イタリア国境に位置し、ほど近いフランスからも望むことができるため、古くからそれぞれの言語で呼びならわされてきたのでしょう。ちょうどエヴェレストがチベット語でチョモランマ、ネパール語でサガルマータと呼ばれるように。
イタリア語・フランス語以外の言語では、英語でもスペイン語でもロシア語でも、マッターホルンとして知られています。
おなじみの、スイス側で見る美しい姿とともに、ドイツ語名が浸透したのでしょう。
マッターホルンが後ろ向きだったら、みんな今頃チェルヴィーノと呼んでいたことでしょうね。
ところで、有名な山でも、地元では単に「おやま」とか「~さん」とか、愛称で呼ばれていることが多いですよね。
マッターホルンにも、スイス側ではHoru/Hore、イタリア側ではGran Beccaという呼び方があります。
Horuとは、Hornというドイツ語の、ツェルマットを含むヴァリス州山岳地帯の方言。
Horeとは、Hornというドイツ語の、ツェルマットの村特有の方言。
スイスにはホルン(=角)がつく山が多いですが、ヴァリスの人々にとっては、ホルン=角といえば、マッターホルンなのですね。
Gran Beccaとは、スイス・フランス・イタリア国境地帯で話されるマイノリティ言語のフランコ・プロヴァンス語で、大きなお山、というような意味です。
イタリア側に下りてみると、山らしい山といったらチェルヴィーノがどかーんと聳えているだけ、納得です。
さて、肝心なマッターホルンやチェルヴィーノの名前の意味ですが…
ああ、これをしゃべり出すと日が暮れちゃうので、やめときましょう。。
それじゃあ麓まで22kmのロングラン、行ってきまーす!!

太陽の降り注ぐイタリアの広大なゲレンデが眼下に広がり、麓の街まで続く全長22kmの大滑走が待ち受けます。
ところで、この山のなまえは何でしょう?
「マッターホルン」
…ご名答!
と言いたいところですが、
正解は、チェルヴィーノ Cervino/Monte Cervinoです。
ここはイタリアですから、イタリア語名のチェルヴィーノと呼ぶことにしましょう。
マッターホルン Matterhornはドイツ語名。
ツェルマットのネタでは使い古されたひっかけ問題でした;;
なお、フランス語ではセルヴァン Le Cervin/Mont Cervinと呼ばれます。(ツェルマットの5つ星ホテルの名前になっていますよ。)
イタリア語の直訳ですが、中世のラテン語名Mons Silvanusからそれぞれ派生したので当然と言えます。
スイス・イタリア国境に位置し、ほど近いフランスからも望むことができるため、古くからそれぞれの言語で呼びならわされてきたのでしょう。ちょうどエヴェレストがチベット語でチョモランマ、ネパール語でサガルマータと呼ばれるように。
イタリア語・フランス語以外の言語では、英語でもスペイン語でもロシア語でも、マッターホルンとして知られています。
おなじみの、スイス側で見る美しい姿とともに、ドイツ語名が浸透したのでしょう。
マッターホルンが後ろ向きだったら、みんな今頃チェルヴィーノと呼んでいたことでしょうね。
ところで、有名な山でも、地元では単に「おやま」とか「~さん」とか、愛称で呼ばれていることが多いですよね。
マッターホルンにも、スイス側ではHoru/Hore、イタリア側ではGran Beccaという呼び方があります。
Horuとは、Hornというドイツ語の、ツェルマットを含むヴァリス州山岳地帯の方言。
Horeとは、Hornというドイツ語の、ツェルマットの村特有の方言。
スイスにはホルン(=角)がつく山が多いですが、ヴァリスの人々にとっては、ホルン=角といえば、マッターホルンなのですね。
Gran Beccaとは、スイス・フランス・イタリア国境地帯で話されるマイノリティ言語のフランコ・プロヴァンス語で、大きなお山、というような意味です。
イタリア側に下りてみると、山らしい山といったらチェルヴィーノがどかーんと聳えているだけ、納得です。
さて、肝心なマッターホルンやチェルヴィーノの名前の意味ですが…
ああ、これをしゃべり出すと日が暮れちゃうので、やめときましょう。。
それじゃあ麓まで22kmのロングラン、行ってきまーす!!
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