ちょっと前の話になってしまいますが、
2月5日と6日で、
Lobhornにツアー&バックカントリースキーに行ってきました。
まずはグリンデルワルトからは列車でツヴァイリュチーネン、
(この日はたまたま機械トラブルで列車の代わりにバス運行でしたが)
そこで乗り換えて、ラウターブルンネン。
ここまでは皆さんがシルトホルンエリアにスキーに行くのと同じ。
しかし、ここでローカルバスに乗り換えてIsenfluhに向かうところが大きな違い!

Isenfluhからは人が来たら乗せてくれる赤い小さなゴンドラでSulwaldへ上がります。
ちなみにここは冬はソリ遊びのメッカでして、
なかなか面白くなが~いそりコースがありまして、主に家族連れのお客さんで、
賑わっていたりするのです。
さてさて、
私たちはここでまずは腹ごしらえをいたしまして、
いよいよ歩きはじめます。
ツトムはスキーにシールを履かせてツアースキースタイル。
ヨシは得意のスノーシューでスキーを担いでいきます。友人Sもスノーシュー。

SulwaldからLobhorn小屋までは夏のハイキングで、2時間弱。
雪道を上ると3時間くらいかな・・・と覚悟していたんですが、

まあまあ、ペースは悪くなくって、途中、雪も降ってきたりしたけど、
丁度、ぴったり2時間で到着!
スノーシューの登坂応力はわかっていたけど、
かなり急な登りもあったので、ツアースキーのシールの威力にもちょっとびっくり。


Lobhorn小屋はスイスの山小屋では珍しく冬期も営業しています。
しかし、週末以外はオーナーも管理人さんもいなくって、
鍵を事前に借りて、利用させてもらう仕組み。
なので、貸し切りになることが多いんです。

キッチンを使わせてもらってもちろん自炊。
今晩のシェフはツトム。
っていうかこういう時は気の利くツトムにいつも任せっきりです(すいません・・・笑)。

スープとリゾットでした。
いっぱい歩いて疲れていたせいか、ツトムの味付けが良かったのか、
それは今となってはわかりませんが(笑)、
とにかくメチャメチャ美味しい夕食でした!!!
ヨシはストーブ係。
暖炉はもちろん、キッチンの調理器具も薪です。
実は小学校低学年の時は我が家は薪でお風呂を焚いていたし、
学生時代にペンションで山籠もりをしていたときに暖炉係だったので、
この作業をことのほか得意です(なぜか意外に思われますが・・・)。
しかも、スイスは乾燥しているのと外気との気温差が激しいので、簡単にあっという間に火が付きます。

とにかく静かな冬の山。
外気温がマイナス5度から10度くらいです。
小屋の中は暖炉をおもいっきりファイヤーさせているときで25度くらいまで上げることが出来ます。

見えている夜景、夜の明かりはWENGENの灯です。
シャワーはありません。
あしからず。
目が覚めると天気予報がバッチリも好天!

今日はLobhornという奇峰までさらに登っていきます!


壮大なユングフラウエリアの山々をバックに登ります!


とにかく登ります。


2時間くらい歩くと、
目指していたLobhornの岩峰に触れられるところまでたどり着きました。

丁度、Lobhornの肩部分は風の通り道になっているらしく、
強風に煽られながらもここでスキーの装着。

やっと・・・
やっと、滑ります!

ひゃ~!


素晴らし~!!!
この日のオフピステは上部が2cmくらいクラストしているところもあって、
技術的にはひじょーに難しい状況もあったりしたんですが、
障害物が何もないし、案外日本よりも安全だったりします。
それとヴァリス州だとこれくいらいのエリアに来ちゃうと
氷河があるので、一気にリスクが高くなります。
その点、ベルン州の山は地形も穏やかで、
牧草地がメインなので、コースを選べば、雪崩のリスクも低い、と言うのが実際。
まあ、ルートファインディグには勘も必要ですけどね、
これだけのバックカントリーを滑ることが出来る割には、
割と手軽に来れちゃうかな、というのがスイスの山遊びの良いところでございます。
まあ、とにかくしっかり遊びました~。
YOSHI
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