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マッターホルンを今日は見ない

2008年8月26日
天気:晴れ
気温:かなり暖かい。長袖Tと半袖T(午前中はゴアテックスのシェルとニット帽も)
スタッフ:りょう、ゆうた


ハイキングは大好きですが、山登りは「付き合い程度」といつもお客様に申し上げている私です。だから誘われたら行かないわけにはいきません。ゆうたに誘われ久しぶりに両手両足(両膝?)を使う山登りに行ってきました。ツェルマットで双子山といえば、ポルックスとカストール。そう、双子座の星の名前がついています。ツェルマットの街からは見えませんが、ゴルナーグラートからは見えます。今回はその双子の右側,、ポルックス(Pollux, 4092m)へ。

①ポルックス&カストール
① 朝6時50分に出発。7時から営業しているゴンドラに乗ってスタート、クライン・マッターホルンから歩き始めます。太陽の下にある二つの白い山、右がカストール、左の三角形がポルックスです。同じ位の高さに見えますが、実際は右のカストール(Castor, 4228m)の方が130mほど高いのです。見ての通り、氷河の上をズンズン歩いていきます。そして今日はマッターホルンには目もくれず、しばらくその存在を忘れていました。

②停滞中
② ゴルナーグラートからは分からないのですが、裏側は意外に岩の部分も多いですね。そして実際こういうところを登ります。「絶対無理ー!」というところにはこういう風に鎖がジャラジャラあるのです。下りのパーティーが停滞してしまい結局30分以上ロスしてしまいました。というのも鎖があってもそこの岩にはしっかりした足場がなく(だから鎖がある)高度感もかなりあるので、恐怖感で身体が思うように動かなくなる人もいるようでした。

③遠くにカストールを登る人々
③ ちょっと足場のいい所で。実はこれも下りの人達とのすれ違い待ちの合間に撮った写真です。カストールに登る人達が見えます。カストールはほとんど雪の上を歩くようです。

④モンテローザ&リスカム
④ 頂上から、モンテローザとリスカムが見えます。下の方の黒い丸はゆうたのボウズアタマです。ちなみに、歩いてる時も、頂上からも、マッターホルンはほとんど見えません!たまにはこうしてマッターホルンの呪縛(?)から逃れてみるのも気持ちのいいもんです。

⑤ポルックス頂上
⑤ 頂上にて。ちょうど居合わせた、どこの国の人か分からない3人組に撮ってもらいました。さぁ、急がねばなりません。今日はクライン・マッターホルンのロープウェイが午後2時で止まるというのです。しかも岩場でかなりのロスがありました。

⑥マリア像
⑥ 途中の岩場にこうしてマリア像が我々を見守ってくれています。こういうの、よく運び上げますよね。山と信仰はやはり結びつくのでしょうか。日本でもそうですね。

⑦クライン・マッターホルン
⑦ なんとか間に合いました!南側から見たクライン・マッターホルンです。こんな形なんですね。歩き始めからここまで、5時間20分。通常6時間と言われる行程ですからなかなかのスピードでした、と自画自賛。あの岩場でのロスがなければ5時間を切っていたかもです!今日は相当な高地トレーニングになりました。
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